言葉は受け取り手に託される
バラの花が、
自分の香りを知らぬと同じく、
藤樹も自分の影響を
知りませんでした。
(『代表的日本人~中江藤樹~』内村鑑三)
リスニング(傾聴)の
ワークショップに参加したとき、
『<花>の絵を描いてください』
という課題があった。
みんなで黙々と、
絵を描いた。
出来上がってみれば、
ものすごく多種多様で、
目からウロコの経験だった。
花一輪を大きく描いた人。
樹木に咲く花を描いた人。
挿した花を描いた人。
さらっと描いた人。
全画面描きこんだ人。etc...
話すときに、
さりげに放つ言葉。
ただ<花>という言葉で、
これほど解釈が違うなら、
普段、私の使っている言葉も、
どのように
相手に伝わっているのか、
知りえないんだな、
と思う。
0コメント